みなさん、今まで目標を立てたことは何度もあると思いますが、そのうち達成した目標はいくつありますか?
誰もが立てた目標を達成できずに挫折感や無力感を味わったことがあるはずです。
でもそれは自分の能力などに原因があるのではなく、「目標の立て方」がよくなかっただけ。しっかり目標の立て方を知ることができれば目標達成できるようになり、いろんなことに挑戦する楽しさを味わうことができるでしょう!
目標達成にはコツがある【Macの法則】
科学的に正しいとされる目標設定が「Macの法則」というものです。
M(メジャラブル):目標を数値化する
A(アクショナブル):目標を達成するための具体的なプロセスを明確にする
C(コンピテント):目標が自分の価値に合っているか
M(メジャラブル)とは、目標を言葉のみでなく、数値化して表すことです。
人間は数字を見るとデジタル思考が働き、現状を素早く察知することができるので、明らかに無謀な目標を立てずに、目標までの道のりを把握することができます。
(例) 今年中に痩せる! → 今年の年末までに3kg痩せる!
たくさん本を読む! → 今週は2冊本を読む!
A(アクショナブル)とは、目標達成までのプロセスを考えることです。
上の階に階段なしではいけないように目標達成には小さなステップを積み上げていく必要があります。「目標達成のためにどういう行動を取るのか」を考え行動することで、着実に小さな成功を積み上げることが目標達成につながります。
(例) 今年中にやせる! → 運動が必要なので、自転車通勤に変える。
たくさん本を読む! → 帰りに本屋に寄る。
C(コンピテント)とは、目標が自分の価値観に合っているかどうかという適格性を考えることです。
これを軽視してしまうと、行き詰まったときに「これは自分が本当にやりたいことなのか?」という感情が湧き上がり、前向きに向き合いにくくなっていきます。コンピテント(適格性)を認識していると、行き詰まったときも原点に立ち返ることができるので立ち直りやすくなるでしょう。
(例) 収入を増やしたい → お金を多く得ることが本当に自分のやりたいことなのか
Macの法則はどれも目標達成には不可欠な要素で、1つでも欠けると「無謀」「達成感がない」「つまらない」「楽しくない」などという状態になり、目標達成が難しくなってしまいます。
さらに目標達成率をあげるためには?
この段階でも十分目標の立て方の精度は高まりましたが、さらに目標達成率をあげる方法を紹介します。
前もってさぼる日を決めておく
目標のための行動は毎日行うべきものだと考えていませんか?
実は心理学的にはその考えは逆効果で、前もってさぼる日を決めておく「テートデイ」を設けることが目標達成の秘訣です。
しかし、ここでのポイントは「前もって」です。なんだか今日はやる気が起きないからさぼろうというような気分に影響されるのではなく、前もって「この日は休もう!」と決めておくことが大切です。
立てた目標が目にとまるようにする
目標がなかなか実現しないという原因として、「気づいたら忘れてしまっている」ということがあります。
「起業する」などという大きな目標は別にして、例えば「ダイエットのためにお昼は軽めの食事で済まそう」ということを決めたとします。しかし、ある日親しい上司にランチを誘われ、気づいたらがっつりランチを楽しんでしまった…なんてことも。そうなると、決めた目標を守れず、結局どうでもよくなってしまうのです。それを防ぐためには立てた目標を必ず目に留まるところに置いときましょう。例えば、スマホのホーム画面や玄関の前などに貼っておくのがおすすめです。
まとめ
▶【Macの法則】(達成しやすくなる目標の立て方)
①M:目標の数値化
②A:目標のために必要なプロセスの明確化
③C:目標と自分の価値観との適合性
▶さらに目標達成率を高める方法
・前もってさぼる日を決めておく
・立てた目標が目にとまるようにする